お知らせ詳細

「人工知能(AI)と統計モデル研究会」設立のご案内

2018/2/16

近年、人工知能(AI: Artificial Intelligence)が話題になっていますが、その本質はどのようなものとお考えでしょうか。また、AIをビジネスまたはプロジェクトマネジメントに活用する方法を検討中の方も多いと思います。一方、ディープラーニングに代表される機械学習のモデルがいつも優れているとは限らず、従来型の統計モデルを適用すべき場面もあります。そこで、AIと統計モデルの両方を対象とした学習、研究を行うため、 

「人工知能(AI)と統計モデル研究会」 

を設立しました。 

統計学、人工知能については、これから学習しようという方でも大丈夫です。参加者のレベルに合わせて基礎から学習することができます。また、知識と経験が豊富なメンバーも在籍していますので、相互に啓発しながら学びましょう。東京都内にて、月に 1回の会合を予定しています。興味のある方は、下記宛にご連絡ください。 

kajiyama@yhat.co.jp 

会合の予定、学習・研究の内容など、詳細をご連絡します。 


<趣旨> 
プロジェクトの規模、工数、コスト、工期、品質、リスクなどの、プロジェクトのマネジメントに関係する諸量を定量的に把握し、見積りおよびプロジェクトの定量的管理に活用するためには、メトリクスの統計的な分析と予測モデルの構築が必要となります。この予測モデルは、従来は主として、重回帰分析などの統計モデルとして取り扱われていましたが、近年は人工知能(AI)または機械学習によるアプローチも行われています。しかし、どのような課題に対してAIまたは統計モデルのいずれが適しているのかは良く知られていません。 

本研究会は上記の状況に対応し、AIおよび統計モデルの両方を学び、各種の課題への適用を試みることによって両者の本質を理解します。AIは応用範囲が広く今後の社会でも重要な技術となっているため、これをビジネスに活用する研究を行います。 

<主査、副査、幹事> 

主査:梶山昌之 株式会社ワイハット *1 
副査:楠本真二 大阪大学教授 *2 
副査:押野 智樹 一般財団法人経済調査会 
幹事:藤井 英章 日本アイ・ビー・エム 

*1: PM学会 学会誌にて「データをビジネスに活用する実践アナリティクス」連載中
*2: 文部科学省「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)」ビッグデータ・AI分野 代表者