始めに,未曽有の被害をもたらすCOVID-19による感染症に関連し,お亡くなりになられた方とご家族・ご関係の皆様に心よりのお悔みを申し上げます.
そして,回復に向けて病床に有られる皆様,社会的・経済的影響を受けて困窮又は困難の中にいらっしゃる皆様に,衷心からのお見舞いを申し上げます.
一般社団法人プロジェクトマネジメント学会では,日本国政府による緊急事態宣言の発令を受け,以下のように理事会決定致しましたので,会員各位並びにご関係の皆様に会告としてご連絡いたします.
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応について
2020年4月20日改訂
一般社団法人プロジェクトマネジメント学会では,会員及びその家族,ご関係の安全,安心に配慮し,会員の皆様の代表たる社員総会のご理解及び理事会の総意により,2020年4月20日までの活動自粛を決定し,皆様に告知して参りました.この間,皆様のご理解のように状況の好転は見られず,2020年4月7には緊急事態宣言が発令され,支部地域を含む日本全土で本件の終結に向けた努力が続けられています.本学会が協力関係下にあるIPMAの加盟国においても,会長のAlmela氏の母国であり,ProMAC2020の開催地として準備を進めてきたスペインの他,多くの国と地域で大変困難な状況が続いています.
以上のような尋常ならざる困難の中で,一般社団法人プロジェクトマネジメント学会は,日本国及び世界の友人に向けてお見舞いと励ましの言葉を送るとともに,本困難を人類が総力をもって解決にあたるべき喫緊の課題であるという認識を新たにしながら,従来の取り組みを含む以下のような対応をもって,社会の一員としての責務を果たすものとします.
1. 理事会が必要不可欠であると認める場合を除き,集会の延期を継続すること.
2. 本学会が大切にしてきた「対面による交流」に配慮し,また,会員の諸環境の差異に配慮し,インターネット等を介した会員向け集会等に関しても,非常事態宣言下での開催は原則延期すること.
3. 本学会の今後取るべき対応,方針については2020年7月6日開催予定の第3回定例理事会で検討,審議する.ただし,日本国政府等から終息宣言がなされた場合は,この期日以前に見直すことがある.
<付帯事項>
1.本件は,2020年4月20日開催の理事会決定をもって,会長通達として本部役員,支部長,研究所長,会員に通知し,同日をもって有効せしめるものとする.本件事務取扱を総務委員会とする.
2.本告知に相当する期間について,本学会新橋事務所の使用を自粛する.
3.行事委員会所管の諸行事について,中止,延期又は可能な代替の処置を行う.
以上
2020年4月20日
一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
会長 上坂貴志